Olympus XA3

RIMG0006.jpg

OlympusXAシリーズ

1960年代のオリンパスを代表する名機がPENシリーズ。70年代が35シリーズなら
1980年代に一世を風靡したのがXAシリーズである。このXAシリーズの元祖である
XA(無印)が発売されたのは1979年。それまでのコンパクトカメラとは一線を画した
レンズ格納式のデザイン。初代XAは冒頭の写真のXA3とほぼ同じデザインながら
距離計連動式のレンジファインダーであり、35mmF2.8.絞り優先AEを実装していた。
AFやゾーンフォーカス&プログラムAEで誰でもそこそこ撮れるというカメラが台頭する
中で、自らの意思で条件を設定し撮るといった玄人向けのカメラだったのである。

俺が新品同様なのに格安でゲットしたのは三代目にあたるXA3。
初代XAが発売されて6年後の1985年に発売された廉価モデルである。
残念ながら二代目のXA2から3段階のソーンフォーカスに変更され、絞り
優先AEも省略され+1.5の露出補正レバーも省かれたのである。

余談だがXA2はカメラとして初めて通産省認定のグッドデザイン賞に
輝いている。

この三代目のXA3はXA2をモデファイしたモデルである。変更点はDate機能
追加、+1.5露出補正機能の復活、ローディング補助機能、DX(フィルム感度自動設定)
機能など時代に合わせた装備が実装されている。

TULLY'S  COFFEE Nagoya

ISO1600へのこだわり

俺がこのXA3を落札した次の日に、実は初代XAが同じぐらいの金額で
取引されていた。XAシリーズの中でレンジファインダーの初代XAと
XA3と同時発売ながら28mm広角レンズとマクロ機能を実装したXA4
はオークション市場で圧倒的な人気を誇り、数万円で取引されることが
ある。グッドデザイン賞を受賞したXA2はシリーズ中最も販売量があった
と考えられ、流通量も豊富で値崩れしている。XA3は流通量が少ないのに
も関わらず、人気薄で比較的安価で取引されているようだ。

しかし、俺的には初代XAはフィルム感度がISO800までなのが不満で
予算的には手が届いたとしても入札するのに躊躇したのである。
なぜ高感度1600にこだわるのかといえば、富士フィルムが発売する
Natura1600が使いたかったからである。

TULLY'S and expressway

ほんとに欲しかったのはNatura Classica

初めて見たときにゾクゾクッとくる何かがあった。富士フィルムのWEBサイト
で実例写真を見て欲しくてたまらなくなった。こ洒落たデザインにノンフラッシュ
撮影というコンセプトが思いっきりそそられた。物撮り以外でフラッシュは使わない
俺にぴったりだと思った。でも高い。フィルムカメラに2万円もかけるのは腰が引け
まくった。しかし、Naturaシリーズの高感度フィルムNatura1600の存在を知った
のは収穫だった。フィルム同じならカメラが変わってもあんまり変わらないんじゃ
ないかと自分に言い聞かせた。

CanonA35Dateluxの次のフィルムカメラはコンパクトカメラでISO1600が絶対条件
だった。ISO800やISO400のカメラでも撮れることは撮れると思うが、露出アンダー
が好きなので、ハイキー連発しそうな気がした。

ちいすけさんの35RCや同シリーズの35DCも気になったがISO1600の設定が
無さそうなので外した。Olympusにこだわり、調べていたらXAシリーズにぶち
当たった。XA2、XA3どちらでも良かったが出品中のXA3が新品同様だったので
XA3にした。家にこのピカピカのXA3が届いた。

手に触れれば触れるほど、眺めれば眺めるほどこのデザインが好きになってきた。
惚れこんだカメラと惚れこんだフィルム。俺にとって無敵なタッグが誕生したように
思えた。

Lamp of rest room /トイレの電球

いざ、撮影。。。

撮影してみた。高感度を生かすべく夜近所を散歩した。近所のTULLY'SやAvailを撮る。
当然のことながらデジカメと違い、撮影直後に画像確認はできない。

撮り始めて、不満点が浮き彫りになる。プログラムAEなので、被写体の明るさに
よってシャッター速度が変わるのだが、表示されないのが意外と不便である。
1/10秒以上の場合、手持ちでは完璧にブレる。デジカメだとシャッター速度が
赤文字になって警告したりするし、A35Dateluxの場合、遅すぎるとシャッター
が切れない。XA3は遅かろうが手ぶれしようがシャッターが切れるのだ。
明るいと思ってみてもシャッター速度が妙に遅く、「えっ」って思ったり、思いの他
シャッターが速く切れたりした。俺の目の測光なんていい加減なもんだって
ことがわかった。
三脚を持ち歩いて手ブレを防ぐか、他のデジカメの感度を1600で揃えて、絞りを
F3.5にしてシャッター半押しでシャッター速度を測光するしかないのである。

42220008.jpg

いつものカメラ屋で現像

前回登場したおばさんのカメラ屋さんで現像とCDR化依頼した。
午前11時に持ち込んで出来上がりが午後1時。

引き取るとき、例のおばさんは不在で、こ洒落た老紳士な店主に

「すごくいい写真や面白い仕上がりの写真があったよ
でも、ブレやすいみたいだから三脚使った方がいいよ」

と言われた。
撮った瞬間にブレたとわかる写真が何枚かあったので驚き
はしなかったが、カメラ屋さんってやっぱり現像した写真の
内容まで見るんだなあって思った。

家に帰り、PCに取り込む。
2枚目のTULLYSの看板の写真が店主の言っていた写真
だと一目でわかった。写りはCanonA35Dateluxとは違い、
レトロ感はあまり無い。レンズが現代的でりりしい感じだ。
本体に日付ON-OFFボタンが見当たらず、日付の消し方
がわかんなくて台無しって噂もあるが、写真だけみれば
俺の思い通り以上の極上の出来栄えだと思う。

3枚目のTULLYSの夜のオープンカフェの雰囲気、
4枚目の電球。ともにイイ感じだ。

昼間の室内。比較的暗めな部屋なんだけど
綺麗に撮れた。デジカメ並みかそれ以上の露出レベルの
正確さだ。AEは本当に優秀だと思う。

O/MO/TE/NA/SHI

XA3+Natura1600の組み合わせの考察

Olympus XA3が高感度フィルムNatura1600の実力を余すこと無く発揮できたか
どうかの判断は難しいが、2枚目の写真を見る限り相性は悪くないと思う。
ただし高感度フィルムだからといって、暗いところでも手持ちで肉眼同様に
撮れるという感じではなく、思わぬ場面でシャッター速度が1秒以上かかるときが
あるため、夜の屋外では被写体近くに照明が無い限り三脚が必須である。

三脚持参なら高感度フィルムじゃなくてもいいというジレンマが生じるし、コンパクト
カメラの携帯性をもスポイルしてしまうので微妙(汗
昼間のやや暗い室内ってシュチュエーションには最適だと思う。

XA3のレンズはとても優秀だと思う。ISO100や400やポジフィルムをそのうち
試してみることにする。

日付の消し方の情報を求む。。。(汗





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