RICOH Caplio GX購入理由
とうとうGXが手元に来た。デジカメをコレクションし始めた頃、至高のプレミアムコンデジである
RICOH GR DIGITALの存在を知り、とてつもなく欲しくなった。単焦点で広角。プロのセカンド
カメラとして確固たる地位を築き生産中止になった今でも根強い人気のフィルムカメラRICOH
GRのデジカメ版である。でも高すぎた。ヤフオクでは俺の持ってるデジイチのPENTAX*istDL
やOLYMPUS E-300のレンズキットよりも遥かに高い金額で取引されている。
当時初心者(今も初心者だけど

)の俺としてはGR DIGITALは高嶺の花で
GRD買う金あったらいっぱいデジカメ買った方が楽しかったのである。
で見つけたのが、同じRICOHのCaplioGX。GRDに少しだけ似てるような気がして何回も入札
したがいつも終了間際で伏兵が現れて落札し損ねていた。苦し紛れに下位機種のG4wideを
落札してみたり、R1というこれまたRICOHの超コンパクトを落札してみたりしたが結局満足できず
金ができたらGXを入札するようになっていた。
今回落札できたのは「やや難有り、電池ボックスの爪が曲がってる」っていう物件で相場よりも
安く落札できた。実際金具が曲がっていたが通電には問題が無く、お値打ちに手に入れることが
できた。
デザイン
現行機種のGX100は本当にGRDっぽく格好いいが、先々代というかGXシリーズ初代である
このGXもなかなかのデザインである。ホットシュー付きのブラックボディは精悍で美しい。
やっぱりカメラは黒じゃなくっちゃってつくづく思う。CoolpixP4やFinepixF11も本当にいいカメラ
だが、いかんせんシルバーであり、な〜んかスパルタンさに欠けるというか女の子向きって
感じがする。
手にしてみると、重さもグリップもしっかりしてるので安心感がある。プラスチッキーでディテールが
若干安っぽいかなあって気がしないでもないが、ブラックでレンズが右端に寄ったデザインは
数多いデジカメの中でもかなりイイ線だと思う。
機能
1/1.8型525万画素。広角28mm光学3倍ズーム。
この大きさでホットシューまでついている。
シャッター速度優先が無いのは許せるが絞りが3段階しかない。DC4800と同じだ。
CoolpixP4もシャッター速度優先が無いが絞りが9段階ある。CCDが1/1.8インチ
なので被写界深度が深く細かい設定など必要ないだろってことなのだろうか?
遅い遅いと言われる動作だが起動はフラッシュ発禁にすればそこそこ速い。CaplioR1
よりちょっと遅い程度。ただし画像を最大にすると書込みに相当時間がかかる。例えると
オリンパスのE-20の4枚連写時並みの待ち時間。FinepixF11のサクサク動作を体験して
しまった俺からすればかなり苦痛かもしれない。
画質
色彩は強め。俺はCaplioR1の無茶な色合い強調が気に入ってて期待していたが
R1よりは大人しい。全体的にはCCDサイズが大きいためかR1よりは画質に余裕
がある。解像度でCoolpix5000より劣るが、Coolpix5000よりも白飛び黒潰れが少ない
ので意外と素直な印象。マクロはさすがにRICOHが売りにしてるだけあって使える。
ただしCoolpixP4やFinepixF11のような安定感、高画質感は無い。
「な〜んだ、こんなもんか。。

」
ってのが最初の印象だった。
ところが撮れた物をいじってみると、すごくいいかもしんない。





うちの会社で製造してる部品。シャドウを上げまくったら
メッキの色合いや金属感がすごく出ていい感じ。



デカい棚が邪魔臭いので酸素で切ってるところ。火花が綺麗だったので
撮ってみた。またしてもシャドウ上げまくったら火花が強調されて周りのうっとうしい背景
が消えて火花がさらに際立つようになった。手ぶれしてるが、逆に酸素バーナーを持つ
手に躍動感が出て動きが出た。flickrでSるさん(匿名)にも誉められたが、知らない人
からも誉められまくるわ、andieからも絶賛されるわで超ナイスな写真に変身した。

2枚ほどいじってflickrにUPしてみて、なんか確変っていうか、劇的に俺の写真に対する
評価が変わってることに気付いた。もしかしたらこのCaplioGX、普通に撮っちゃうとすっげー
つまんないんだけど、
「いじり倒したら最強になる魔法のカメラかも

・・・」
って思いが湧き出す。

ならば無茶いじりの代表格であるHDRしかねぇべ。ってことになった。
知らない人は
「HDRって何だよ?」
ってことになる。ハイダイナミックレンジって言ってダイナミックレンジを広げた
写真だ。
暗いところに露出を合わせると明るい部分が白くなって明るい部分の輪郭が消える。
これを白飛びっていう。逆に明るい部分に露出を合わせると暗い部分が真っ黒になって
しまう。これを黒潰れという。この写真に写すことのできる範囲をダイナミックレンジという。
明暗差のある場面で露出を中央重点やスポットで合わせると黒潰れもしくは白飛びを
起こしやすい。マトリクスといってフレーム全体を細かく分けて露出を測ってやればある
程度防げたりするんだがそれでも限界がある。でその欠点を補うべくして現れた技術が
HDRなのだ。
でどうやってやるのかって話しになるが、通常の写真と露出補正して極端に暗い写真と
極端に明るいを撮って合成する。要は白飛びしている写真で暗い部分の情報を得て
黒潰れしている写真で明るい部分の情報を得る。通常の写真で中間部の情報を得れば
明るいところから暗いところまでの情報がすべて写真に納まるってことだ。
3枚以上の露出の違った同じ写真を撮るのは意外と簡単でデジカメについているブラケット
撮影の機能を使うだけ。連続して3枚同じ位置で撮らなければいけないので三脚は
必須になる。カメラが動くとピンボケっていうか画像がずれて見てると船酔いしそうな
気色の悪い写真になる。また同じような理由で被写体が動いたりするものも無理。
撮った写真の合成には専用ソフトが必要だ。PHOTOMATIX PROがオススメらしいが
俺はコーラルペイントショップフォトX2を使用した。
HDRを使うと明るい部分から暗い部分まで鮮明な写真になる。風景写真で明暗差が
あるのに全部綺麗に写ってる写真はHDRのような気がする。
マブタチのルーイーに
「スッゲー写真だね。どうやって撮るの?」
って思いっきし馬鹿っぽい質問をしたら
「デジカメのダイナミックレンジには限界がある。いい写真を撮ろうとするならHDRは
必須さ

」
って教えられたことがある。銀塩はデジカメよりダイナミックレンジが広いのだろうか・・。
またHDRで合成した写真の彩度を上げまくってシャープを連打するとCGのような
写真になり、これはこれですごく面白い仕上がりだ。女マブダチのandie smithの
得意技で俺もHDRって聞くと、CGっぽい画像がまず思い浮かぶ。
CaplioGXでブラケット撮影して、ペイントショップフォトX2で
HDR合成してみた。


彩度上げすぎてて黄ばんだ趣味の悪いCGになってもうた。大失敗・・

反省して彩度を適度に調整して雰囲気重視で。。。


L版プリントの風外枠に名前と撮影日入れて演出を加えてみたぜ。いい感じでしょ?
自分でもかなりいい感じなんで、これはflickrでExplore(入選

)狙えるかもって思い
ポイントあげるために無茶な詩みたいな説明文とタイトルをかぶせた。
思い出を取り返すために
俺はこの公園に帰って来た
彼女は今何処にいるのだろう
俺は彼女にこの公園で愛を誓った
俺と彼女の愛はとても繊細だった
小さな問題で俺たちは愛を失った
ここに来たら美しい彼女の笑顔が浮かんだ
あの頃に戻ってみたい・・・To regain memories
I returned to this park.
Where is she now?
I swore love with her in this park.
Her and my love was very delicate.
We lost love due to a little trouble.
Because I come here, I recall the smile of her beautiful.
I want to return at that time.
photo by clkokamekun
って強引なでっち上げ。完全にフィクションなんで
つくり話もいいところだせ

だいたいこの大府みどり公園ができたの最近だしさあ。。
パッと見はイタリアっぽいっていうかギリシャぽいんだけど
21世紀になってからできたんだよね。。

あの頃っていつなんだよ(笑)
まあ、こういう詩で写真からイマジネーションが広がれば
楽しいじゃないですか?
案の定っていうか予定通りっていうか、知らない写真家から
「グレート

」
ってコメント連発。フェイバリットの☆マークも3つGET
でもさ、残念なことにここまでしてもExploreはまだ遠いみたい。。

flickrの審査委員長からの連絡がまだ来ない。。。

なかなか上手くいかないもんだぜ。。。
総論
ちょっと使いだと、明らかにcoolpixP4やFinepixF11の方がサクサク動くし
撮れた写真も見た目どおりに近いんで使いやすいと思う。スナップ写真
撮るならGXは必要ない。
大袈裟な言い方すると作品づくりを狙うならこのGX結構いいような気がする。
GXのちょっと退屈な素の画像がいじり倒すと激変するのは偶然ではない。
理由はよくわかないが俺にとっては魔法のカメラなのだ。

今回の写真ちょっと自信あるかも。。

HDR無かったとしてもこの気持ちは
抱いていたかも。。

見た目も結構カッコイイんでオススメ度は高い。